多様性のあるコミュニティを作り、誰も見捨てられない社会を作る

NPO法人場とつながり研究センター 理事・事務局長 大島一晃

主にどういう人と関わっておられますか。

大島 :年齢や参加のきっかけなどは様々で、いろんな背景を持つの方たちと関わっています。
そのなかで共通している点は、自分の中に何か困難や課題意識を持っているということです。

その人たちは、どういう課題を持っていますか。

大島 :自分の中に困難や課題意識があるのに、それを安心して共有できる場所がありません。
例えば、参加者の子どもたちについていうと、母子家庭や貧困家庭といったことから困難を抱えている子がいます。

どのような状態を目指しておられますか。

大島 :多様性のあるコミュニティを作り、誰も見捨てられない社会を作ることです。そして、大人にも子どもにも、必ずどこかに自分の気持ちを伝えると受け止めてくれる人がいて、頼れる人がいるということを伝えたいです。
また、誰かのために何かしたい、役に立ちたい、など思考や欲求が外へ向いているひとを社会につなげ、その人の出番ややりがいへとつなげていくことです。

なぜ、自分がやろうと思ったのでしょうか。

大島 :学生時代から「自分にしかできない何かがしたい」といつ思いが強く、NPOを通して地域のコミュニティを作ったり、人と人を繋げる中間支援など、あまり多くの人がしようとしないことをやってみたいという思いがありました。活動内容も参加者の背景も多様で、そんな人たちがいきいきできる場所つくりを三田でできるのは自分だけだ、という思いで活動しています。


About NPO法人 場とつながり研究センター

大人、子ども、高齢者などを超えて地域の居場所を作ること。

2005年9月
設立